健やかにオタク

心が豊かな暮らしがしたい

魅せるよ 夢のつづき

去年の10月に発表されて以来ずっとこの期間のために生きてきたと言っても過言ではないくらい楽しみにしていたミュージカル「スタミュ」Second Seasonが終わってしまいました。本当に毎日全力で楽しくてキラキラしたとっても濃い3週間でした。

私はスタミュというコンテンツを心のそこから信頼していて、それは「自分好みの作品を見せてくれる」信頼とは少し違って、「毎回必ず自分の想像を超えたエンターテイメントを提供してくれる」というところの信頼です。そのエンタメを受けて自分がどんな感情を持つかまでは約束されてないんだけど、見せてくれるものは絶対にいつも新しくて驚きがある。私はスタミュのそういうところがずっと大好きで、いつもワクワクしながら次の展開を待ってます。

10月のフェスでミュミュ続編が発表されたとき、どこを切り取るんだろう?と一番最初に思いました。二期?Shadow & Lights単体とか? あのときはCaribbean Grooveで単独レビュー公演が実現されるなんて夢にも思ってなかったし、今後どう展開していくのか全くわからなかった。夢みたいな公演をいくつも現実で見せてもらった今は、願ったことはなんでも叶えてくれるんじゃないかとさえ思ってますが…
続報でミュミュ2は「OVAとドラマCD主軸」と聞いてすごく嬉しかったことと、安心したことを覚えています。そこ飛ばさずに描いてくれるんだ、やっぱりスタミュ好きだ〜!って思ったなあ もともとOVA(30分×2)はOVAにしておくにはもったいないほどの、でもOVAじゃないとやれなかった(アニメ本編は星谷くん視点なのでどうしても描ききれないところがある、だからOVAではふだん描ききれないところをやっと描けたみたいなニュアンスのことをいつだったかスタッフトーク的なもので言ってた気がする)とっても大切なお話で、私も個人的にとっても大好きでスタミュを応援するにあたって芯として大事にしてる部分だったので、それをミュージカルで見れるのは本当に幸せでした。

スタミュミュの脚本(信頼)が、演出(美しい無駄がない機能的無限の可能性)が、キャスト(マジでどこから見つけてくるの!?)が、歌(最高)が、ダンス(カッコイイ!)が、アンサンブル(いないとミュミュじゃなかった)が、ビジュアルが(サラサラ最高形状記憶ウィッグ)すべてが大好きです。語るにはあまりにも多すぎて、ここですべてを書くのは難しいけど、大爆笑も大号泣も経験できた、感情の振れ幅がすごいエネルギッシュな舞台でした。
私の初日は7/7ソワレだったんですが、すべての初見の感情を自分だけのものにしたくて、ねたばれの可能性があるものを完全に遮断して、イヤホンつけてビクビクして、泣きそうになりながら、乃木坂のオタクたちとすれ違いながら青年館ホールに行きました。4日に幕があいてからずっと胃が痛くて、見たときどんな感情になるんだろうって見る前からボロボロになってました。

1部がおわったあとの幕間で、最初に出た感想は「楽しい!!!!!!!!!」でした。そうなんだよね…スタミュってほんとに楽しいんだ…
そこからは駆け抜けたなあ〜と今あの怒涛の日々を思ってしみじみしてます。
行けない公演もたくさんあったけど、人生初多ステでした。幸せでした。毎回全公演が楽しかった… アドリブや日替わりで大爆笑した回もあったし、最初から最後まで号泣しっぱなしで目が腫れた回もあったし、端すぎて見切れた回もあったし、二階最後列の回もあったし、カテコで嗚咽もらして泣いた回もあったし、ひやひやした回もあったし、公演中に地震にあった回もあったな… 平成最後の夏、ミュミュを全力で楽しんだこと一生忘れないよ〜

これはツイッターでも何回も言ってますが「ミュミュは舞台化というよりスタミュそのもの」だなあと思っています。スタミュがあったからミュミュがあるんだけど、ミュミュがあるからスタミュをもっと好きになる。スタミュの曲、アニメのころからもともと全部大好きだけど、ミュミュで歌ってくれるとその思い出が増えてもっともっと好きになる。今回の「uncontrol」とか「A DAY IN THE DREAM」とかはもうほんとそれの最たるもので、本編で歌われることもmvもなく、なんとなく耳で聞いてた(好きだけど!!)
ものに景色がついて、それを見た自分の感情もくっつきました。きっとこれからあの曲を聴くたび、あのダンスやセリフ、キャストさんの表情が同時に思い出されるんだろうなと思います。それってなんて幸せなことなんだろう 今回とくに華桜会については、三年近くスタミュを応援してきて、恥ずかしながら今回のミュミュで初めて気づけた?感じたことがいくつもありました。私はミュミュで、言葉では表現しきれない繊細で複雑で細やかなそのときどきのみんなの感情が、曲やダンスや表情にのって心にダイレクトに伝わってくるところが本当に大好きなんだ… 

今朝脚本のハラダさんがツイートしてた内容を見て、初演、単独レビュー公演とひとつひとつ丁寧に重ねてきたからこそできた今回のSecond Seasonだったんだなあとしみじみ感慨深くなって泣いてしまいました。奇跡のような舞台だったなあ レビュー公演のカテコで、星元さんが「この当たり前は当たり前じゃなかったんですよ」って涙を流してたことを思い出します。本当にそう思います。大事に積み重ねたものと、タイミングと、実現を願ったたくさんの人の愛と熱意全部が繋がって実現したんだなあと。だから私も、すべての公演が二度と同じものはない、オンリーワンだと思って毎公演大事に観劇することができました。

本当に楽しかったなあ 二期の曲を盛り込んでくれたのもスタミュらしく未来を感じられてとってもよかった これからもずっと応援してます。
考えるだけで涙でるけどいつか本当に幕を降ろすときは、ちゃんと覚悟したいのでタイトルにファイナルっていれてほしいな。
幸せな3週間をありがとう おつかれさまでした。
シャッフルレビュー公演もとっても楽しみです!


20180704-0722